(西日本豪雨災害)平成30年7月豪雨災害

 

西日本の広範囲で、7月5日から降り続いた豪雨により100名を超える犠牲者が発生しました。心よりご冥福をお祈りいたします。未だ行方不明となっておられる方々のご無事を祈っております。また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く安心した生活にも出れますよう、私たちもお手伝いさせていただきたいと思っております。

被害調査で岡山・広島・愛媛へ行ってきました

岡山県倉敷市真備町・広島県広島市安芸区・坂町小屋浦地区・呉市天応地区・愛媛県大洲市三善地区を調査してきました。報告は後日ホームページに掲載します。下の写真は真備町と広島市安芸区です

ちょっと気になって・・・

タイムラインについて

最近、「マイタイムライン」とかよく耳にします。そこで、ちょっとタイムラインについて解説をします。

 

タイムラインとは

始まりはアメリカのハリケーン「アイリーン」で大きな被害を受けたニュージャージー州が、その後のハリケーン対策として打ち出した「ニュージャージー州政府ハリケーンレスポンスプラン付属書」が原型となっており、この「付属書」がタイムラインです。もともとの計画(プラン)だけでは対応に混乱が生じたり、連携が取れなかったりと不具合が生じたため、ハリケーン対応に関わる団体の動き・役割を、ハリケーン到達までの時間を軸に、一つの表にまとめたもので、全体の手順や判断の時期などを明確にしたタイムラインを付属したのです。

いつ・誰が・どうする

なのでタイムラインは、「ハリケーン到達1日前に何を、誰が、どうする」とハリケーン対応のために作られたのです。ハリケーンの場合、リードタイムがわかりやすいため作り易いのですが、リードタイムが短い集中豪雨などでタイムラインを作ることは難しいものがあります。

 

タイムラインの注意点

タイムラインは行動を予定化することです。「こうなったら、こうする」と行動を事前に決定(予定化)しておくのですが、台風や豪雨などの気象現象は、

予報通りにはならない点を考慮しなければなりません。降水量が予報より多くなったり、河川水位の上昇が予報より遅くなったりとかするわけです。また、「降水量が○○○mmになったら小学校へ避難を開始する」とタイムラインで予定化しても、その時が深夜であったり、強風などの場合など、都度、状況は違います。なので予定された行動を固定することは、あまり望ましくないと考えます。

次いで「依存型の時間軸」です。「避難勧告がでたら、○○へ避難する」など、行政からの情報のみに依存するのは問題があります。客観的に「雨量がこうなったら」「河川水位がここまできたら」とか事実を軸に行動を考えることが必要です。

 

Each・TimeLineを

自主防災会などがタイムラインを作成する場合ですが、気象現象も、地域の環境(日曜と、木曜では日中の行動できる人数が違うなど)も毎回違うわけですから、タイムラインも、その都度組み立てる必要があります。それが「Eachi・TimeLine(都度タイムライン)」です。「今日の夜から、前線が南下して北陸地方で大雨が予想される」となったら、その時間軸で、動ける人などの環境を考慮して、タイムラインを組み立てます。予報が変更されて「明け方にかけて大雨が・・」となれば、その段階で行動を組みなおします。また、予報では「明け方」なのに、「現状激しい雨が」となれば、それに適した対応に組みなおす。

 

下の写真は、先日開催した「避難力セミナー」で使用したタイムライン用のボードと、行動プレートです。

上:Eachi・TimeLine用のボード(表面にセロファンが貼ってあります)

 下:行動プレート

 主だった行動をプレートにしてボードに貼り付けられるようになっている

下:シミュレーションでEachi・TimeLine用ボードの使用例

この後のセミナーの予定

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2018年7月14日(土)18:3020:30

自主防災組織のための活動活性化セミナー

          会場 ユーアイふくい

 よく、「自主防災組織って、どう作ればいいですか?」とか「どうやって運営すればいいですか?」という質問を受けます。そこで、

自主防災組織の作り方や

そんな手があったのか・・・の運営ノウハウに

焦点をあてたセミナーの開催!

 詳しくはこちらから

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○2018年 11月23日(祝・金

『The避難所 関連死と向き合う』

 

これまで行政や医療関係がこの問題を取り組んできたが、熊本地震での関連死の発生状況をみると、住民自身が災害関連死に向き合う必要があります。

この研修では、関連死の状況や原因などを学ぶとともに、住民自身がどのように向き合うのかを参加者同士で考えていきます。

私たちは

人が死なない防災を目指して

私たち「まちの防災研究会」は

災害から大切な命を守るために 

一人一人が 地域が 社会が

どのようにして災害に備えることが大切なのかを研究し

自分の命は自分で守ることについて

となりご近所で守りあうことについて

子どもやおじいちゃん、おばあちゃんを守ることについて

一人でも多くの方々に話しかけ

少しでも災害に強い社会になるように

みんなの笑顔が守られるように

そんな願いで活動しています

  

地域の防災力とは

これまでの防災活動の主体は行政が担ってきました。しかし、行政だけの力では大切な命を本当に守ることが出来ない。地域の住民自身の力が重要と、認識されるようになってきました。もし災害が起きた時の為に、平常時からの防災対策を進め、発災時の対応力を高め一人でも多くの命を守ることのできる力が、地域の防災力です。 

災害から命を守るために

災害から命を守る3か条

 

過去の災害などを調べていくと

災害から命を守るために非常に重要なポイントが見えてきます。

それがこの3ヶ条です。 

甘く見ない

「大丈夫だろう」「何とかなるのでは・・」などの楽観的な心理(正常性バイアス)が、逃げるタイミングを逸したり、災害への備えを怠ることとなり、それが被害へとつながっていきます。
東日本大震災でも、防潮堤などへの過信が避難行動の妨げとなってしまったり、津波ハザードマップが「避難しなくてもよいエリア表示」となってしまい、「うちは大丈夫だ」と避難行動を止めてしまった。
また、毎年台風や豪雨時に、危険だと承知しているにもかかわらず、田んぼの水や堤防へ水位などを見に行き、命を失う被害が発生しています。
これもやはり「あまく見ていた」としか言いようがありません。
災害をあまく見ないなめてかからない、災害に対しての畏怖の心が重要です。

正しく学ぶ

災害はそれぞれ特性を持っています。直下型地震とプレート型地震、ゲリラ豪雨に梅雨前線等による豪雨、台風や竜巻など、災害を引き起こす自然現象は様々です。それらは、それぞれ特性があり、当然に対応方法や注意点も異なってきます。
そんな様々な災害に立ち向かうためには、それらを正しく学び、適した備えを進めていくしかありません。
しかし、市町村の防災に関するホームページや防災パンフレットなどを見ると、「水害時に行動できる水深。男性70cm、女性50cm」などとなっているものがおおく存在しています。実際の水害被害は、このような水深の中で、避難行動をとった方々が殆どです。水害時の「水の動きの特性(実際の災害現場)」を正しく知っていたならば、そのような数字は決して出ないはずです。
「行政が言っていること」イコール「全て正しい」には決っしてなりません。その意味で「正しく学ぶ」なのです。

つながる

災害発生して、やっぱり頼りになるのは地域のつながりです。
発生直後、行政機関は動きは弱くなります。それは仕方のないことで、そのためにも自主防災組織などができ、地域で命を守りあう活動が大切なのです。
そのためには、平常時からつながりを作っておかなければなりません。要援護者対策も、このつながりが全てです。何処に誰がいるのか、何が困るのか、などを普段から知っておかないと、いざという時に助けることなどできません。

以上の3カ条を基本に災害に備えることが、命を守ることに繋がります。

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最近ですが、チョボチョボとブログで愚痴ってます。よろしければ暇つぶしに見てやってください

7月20日

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