こんな研修等をしてきました

これまで数多くの防災に関する研修を実施してきました。

それらを、研修方法などの種類にわけて

どのような研修を行ってきたのか紹介します。

これから防災研修を予定されている方は参考にしてください。


福井豪雨災害15周年 防災ワークショップIN美山

2019年7月15日に実施

 2004年に発生した福井豪雨災害から15年ということで、福井新聞社主催で「あの時を振り返り、我がこと意識を持ち、豪雨災害から命を守る」ことを目的にワークショップを、当会が企画・実施しました。

 大きな被害がでた旧美山町で実際に何が起きていたのか、住民はどう身を守ったのか、行政はどう動いたのかなどを、特別に作成した巨大な地図(当会で作成:約1000分の一)の上で、被害状況を時間ごとに表示し、当時の町長や住民の方に証言者となっていただき、生々しく再現をしました。そして、福井気象台の防災予報官、福井市危機管理局長に同席してもらい、現在ならばどうなのか、どうすることが必要なのかを検証しました。

 

下の写真の地図上に置かれているものは、各自治会ごとの被害を黄色(床下浸水)ポール、赤色(床上・半壊以上)ポールで表し、被害の状況が見えるようにしたものです

我がこととしての意識をもって

 福井市危機管理局長も、福井気象台の方も、命を守るために最大限の情報提供や、支援を行っていくが、最終的には住民一人一人が我がこととしての意識を持ち、自分の命は自分で守る意識で災害と向き合う必要があるとの意見でした。

 あの時美山町では約5時間程度の時間で、約300mmという集中豪雨にみまわれました。このような極度の気象現象の場合、行政からの避難の情報などは間に合わないケースも充分に考えられます。私たち自身が注意し警戒し、安全な段階を見逃すことなく、大切な命を守る鼓動を取る必要があります。

 このワークショップで、その必要性が少しでも理解していただければと願います。



 

■粟野地区大規模図上訓練を10月13日に実施、約120名が参加しました。

下の写真が、訓練で使用した縦横10m×10m(約1:1000スケール)で地区全体を表示した地図です。この地図上で、様々に変化する気象状況に応じて、どのような対応をするのか、どのような対応が必要なのかを、約120名の住民が参加し研修しました。

各自治会(区)ごとにテーブルにつき(粟野地区は21区、人口約3万人の超マンモス地区です)、地図上の各区の上に三角のポールが2本立っています。それぞれ「要援護者」と「一般住民」となっており、「人」を表しています。シミュレーションの中で『要援護者を○○避難所へ避難させよう」となれば、その三角ポールをその避難所のところへ移動させます。『自宅の2階以上に避難させよう』となった場合は、三角ポールの中に『2階へ』と書かれた長い板を差し込むようになっています。シミュレーションしながら、地区全体の人の動きが客観的に見られる様な仕組みです。


国交省近畿整備局主催

災害対応(上級)講習会で

「実践演習 リエゾントレーニング」を実施 

 

 2018年5月30日、国交省近畿警備局より依頼を受け、職員(副所長級以上)対象にリエゾントレーニングを実施しました。リエゾンとは、災害発生時に現地製害対策本部へ、情報収集及び災害対応に関する支援を行うために派遣される国交所職員のことです。もともとの意味は「情報将校」という意味となっています。

 

 13時から17時までの4時間、コミュニケーションから情報キャッチトレーニング、災害対応に関する提案トレーニングなど、かなり濃い内容で実施ました。受講されたみなさんは。さすが国交省の幹部クラスということもあり、熱心に受講していただきました。仮想の災害対策本部を設置し、そこに集まっている50件以上情報から必要な情報を集約し、報告書にまとめるという情報キャッチトレーニングでも、かなり苦労もされていましたが、全員でしっかりと対応されていました。

情報キャッチトレーニングの様子



自主防災リーダー養成セミナー上級編

『The避難所』を開催しました!

2018年3月25日(日)9:30~16:30

会場 ユーアイふくい

 



鯖江市で幹部職員研修を実施しました

 

11月25日に鯖江市が幹部職員の参集訓練が実施され、それに伴い「管理職員としての心構えと初動体制について」との演題で研修を実施しました。

市長はじめ約100名近い幹部職員が熱心に聴講していただきました。


実践型トレーニング

防災・減災に関する講演会

ワークショップ

DIG・シミュレーション

防災訓練


福井高専のBCP策定を実施しました

 

12月16日に、福井高専からの依頼で「福井高専BCP策定」を実施しました。11月に「効くBCPとつぶれるBCP」という演題で、BCPの基本的考え方などを学んでもらい、今回は実際に作成するというステップです。防災に関連する先生方や、事務方の責任者などの方も参加して、シミュレーションを通しながら重要業務設定や、継続戦略の考案など、重要なポイントを中心に策定しました。