防災や地域活動などに役に立つ?さまざまな人のメッセージを載せていきます。投稿もOKです。
「人の声が届かないほど遠くにも
静かなる善意の声は届く」
現代は「ボランティア精神」とかいう言葉でまとめてしまうのでしょうが、個人的見解ですが、なんとなく「ボランティア」って言葉は「やかましい」感じがします。人が持つ優しい心は「静か」なんでしょうね。
「しかし、昔の人間は過去の経験を大切に保存し、蓄積して、その教えに頼ることが甚だ忠実であった。
過去の地震や風害に堪えたような場所にのみ集落を保存し、時の試練に堪えたような建築様式のみを墨守してきた。」
数々の防災メッセージを残されてきた寺田氏。「災害は忘れたころにやってくる」などが有名ですが、氏がこのメッセージをだした記録はありません。「天災と国防」という論文中に、同じような内容が書かれていたので、どこかで要約されて広まったようです。上記のメッセージはその論文中に書かれているもので、昭和9年に書かれた警鐘が、現代にも的確に当てはまります。私たちは、過去を見つめなおすことを、疎かしてきたのですね。反省。
やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
「やってみせ・・人は動かじ」までは有名ですが、「話し合い・・」からは案外知られていません。そうです殴っても「人は育たず」なんです。旧日本軍の連合艦隊総司令官という立場でありながら、この思想は驚かされます。さらに「人は実らず」という考えは驚愕です。