研修会の報告

 

 2月より福井県内3カ所において、コロナ感染禍における災害ボランティアセンター運営の在り方についての研修およびワークショップを開催しました。

 

 延べ100名ほどの方が参加していただき、感染対策の専門家である岩手医科大学教授 櫻井滋先生からボランティアにおける感染対策について学び、その後、各グループに分かれて、どの様に支援活動と感染対策を両立するか意見を出し合いました。その集計したものをダウンロードできるようにしましたので、関心のある方は確認してください。

ダウンロード
ワークショップ集計202103.pdf
PDFファイル 110.9 KB

感染抑止ではなく感染制御がポイント

 

 櫻井先生からの説明に「ボランティアセンターは人を集める以上、そこから感染発生を止めるのは不可能。感染者は発生するという前提に計画するべき。それはもし発生したとしても、クラスターを最小化できるよう制御するシステムが重要。」と指導いただきました。現在の1カ所に集めてのボラセン運営ではなく、複数化・分散化してリスク軽減を図ることが重要とのことでした。

 

ネットやSNSの活用を

 ワークショップでは、インターネットやSNSを活用した運営方法の提案がとても多く、極力接触を避ける工夫が多くありました。中には「専用アプリを開発して、現場写真や活動報告などがSNSで出来るようになする」との提案もありました。

この事業は赤い羽根共同募金からの助成金を受けて実施いたしました